過去に発生した悲惨な事件がドキュメンタリー化されるとのこと。
どこまで映像を放送できるのか。
とにかくこの事件、非常に生々しい、…
多くの人を震撼させた事件です。
未解決事件
イギリスで発生した未解決事件「人肉ケバブ事件」
2003年11月、イギリス中西部沿岸にある都市ブラックプールで、シャーリーン・ダウンズという14歳の少女が行方不明となりました。

警察はシャーリーンが殺害されたと見てイラン人移民、モハメド・レベシとヨルダン人移民イヤド・アルバッティキの2人を容疑者として逮捕。
ケバブの中に
2人は共同でケバブ店を経営しており、警察は2人がシャーリーンをかどわかして性的暴行を加えた上で殺害し切断した遺体をミンチにし、店のケバブにして販売したものとみています。

有罪にならない
2人は殺人容疑で起訴され裁判を受けたが、シャーリーンの遺体が見つかっていないために証拠不十分で有罪には至らず、
多額の損害賠償金とともに無罪釈放となっていました。
16年経過後
事件から16年近くがたち、今なお事件は未解決のまま。今年5月下旬、現地のテレビ局のドキュメンタリー番組がこの事件について取り上げ、さまざまな証言を伝えました。
友人の証言
当時シャーリーンと親しかった友人のマーティンは、シャーリーンは14歳になると、様子が変化したと証言しています。
「12~13歳までは人に親切な子だったのに、14歳になった途端に目が変わってしまったんだ。それまでの彼女はどこかに行ってしまったようだった」
マーティンによると、この頃シャーリーンは、レベシたちのケバブ店に出入りするようになっていたらしいです。
「店に入ると20分ほど中にいて、それから酒とたばこ、それにゲームセンターで遊ぶお金を持って外に出てくるんだ。彼女に『僕と一緒にこっちに来るんだ』と言ったんだけど、彼女は拒否した。それで僕は家に帰ったんだけど、それから、彼女は消えていなくなってしまい、もう2度と会うことはなかった」
どうやらシャーリーンは、レベシたちに酒やタバコで誘惑された上で性交を仕込まれ、レベシたちが客として集めてきた男たちとの性的関係を強要されていたよう。
情報提供
レベシらが容疑者として浮かび上がってきたのは、地元ビジネスマン、デビッド・キャシディ氏による情報提供でした。
キャシディ氏は。
「ウワサ話だが、レベシと少女たちはレベシのバンに乗り込むと、翌日まで出てこないそうだ。またレベシは、3人の少女とベッドの上にいて、1人は12歳の女の子で、もう1人がシャーリーンだったそうだ。シャーリーンはこの関係にすでに飽き飽きしていて、警察に打ち明けようとしていたらしい。それがバレて、2人に殺されてしまったようだ」
容疑者が答える
今回のドキュメンタリー番組の中では、容疑者だったレベシもインタビューに答えています。

その中でレベシは、「ブラックプールの誰もが、俺が事件に関係していると思っているが、俺は彼女のことを知らないし、会ったこともないから、顔を見てもわからないほどだ」と、
饒舌に疑惑を否定しています。
真相はいまだ闇の中だが、そうとは知らずに人肉を食べたかもしれないケバブ店の当時の客たちの心中はいかに。